「追加料金なし」と書いてあったのに請求された?
更新日:2 日前
広告表示と契約条件の違い
「追加料金なし」「コミコミの価格設定」。こうした広告を見ると、「この金額を支払えば、これ以上費用はかからない」と考えるのは自然です。
しかし、広告に表示された言葉だけでは、料金に含まれる範囲や、どのような場合に追加料金が発生するのかまでは分からないことがあります。
2021年、消費者庁は株式会社ユニクエストに対し、「追加料金一切不要」などの表示について、景品表示法に基づく課徴金納付命令を出しました。
広告では「追加料金一切不要」「プラン金額がお葬式にかかる全ての費用です」と謳いながら、実際には、一定の条件に該当すると追加料金が発生する仕組みだったためです。
「追加料金なし」でも、条件を確認する
重要なのは、「追加料金なし」という言葉をそのまま鵜呑みにするのではなく、「どのような条件の範囲内でその金額になるのか」を確認することです。 例えば、以下の項目です。
安置は何日まで含まれているのか
搬送は何kmまで含まれているのか
料理や返礼品は何人分なのか
祭壇や棺の変更は可能なのか
式場使用料は含まれているのか
広告で「追加料金なし」と表示されていても、その金額に含まれる範囲が限定されていれば、条件を超えると、追加費用が発生する場合があります。
「追加料金」と「内容の変更」は別の問題
葬儀では、契約後に内容を変更することもあります。 例えば、予定より参列者が増えて料理や返礼品を追加したり、より大きな祭壇に変更したりすれば、その分の費用は増えます。
これは、最初の契約に含まれていなかったものを新たに依頼したことによる追加費用です。「追加料金なし」という表示と必ずしも矛盾するわけではありません。
問題なのは、基本プランに含まれていると思っていた費用が、別料金になっている場合です。この場合、広告の金額だけでは、総額を判断することが難しくなります。
国民生活センターにも、「広告の金額を見て依頼した後にオプションなどが追加され、高額になった」という相談が寄せられています。
広告ではなく「契約条件」を確認する
葬儀社を選ぶときは、「追加料金なし」という言葉だけで判断せず、必ず次の3点を確認してください。
「この金額に含まれる範囲をすべて教えてください」
「この条件から変更すると、どの費用が追加になりますか?」
「私たちの条件で、最終的に支払う総額はいくらですか?」
例えば、賃貸住宅では、広告に表示された家賃と契約書に記載された家賃が同じなのか、契約前に確認します。
ラーメン店でも、表示された価格の商品を注文した後、店側の判断だけで量や内容が変更され、それに伴って料金が上がるということは通常ありません。
葬儀の「○○万円~」という表示は、一定の条件を前提とした最低価格である場合があります。だからこそ、表示された金額だけでなく、適用される条件を確認することが重要です。
「追加料金なし」の言葉だけで判断しない
追加料金が発生すること自体が問題なのではありません。葬儀では、参列者数や安置日数、選ぶ内容などによって費用が変わることがあります。
「追加料金なし」という広告の言葉だけで判断せず、料金に含まれる範囲や追加料金が発生する条件を確認しましょう。見積書と契約条件を照らし合わせ、分からない点は契約前に説明を求めることが大切です。
次回は、信頼できる葬儀社を選ぶために、料金・説明・担当者の対応という3つの視点から確認すべきポイントを解説します。
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