広島の家族葬で費用が変わるポイント
更新日:10月22日
人数・式場・火葬までの流れ
同じ「家族葬」でも、実際にかかる総額は個々のケースで異なります。その理由は、参列者の人数だけでなく、使用する式場や火葬までの待機日数など、複数の条件が異なるためです。
広島で家族葬を行う場合、総額を左右する「人数」「式場」「安置」「火葬」という4つの要素を具体的に確認しておく必要があります。
① 参列者の人数で変わる費用(飲食・返礼品)
最も直接的に費用を左右するのが、料理や返礼品です。 たとえば10人と30人の家族葬では、必要となる飲食や返礼品の数量が変わります。
基本プランの料金が同じであっても、この「単価×人数」の変動費によって最終的な請求額は大きく増減します。「家族葬だから一律料金」ではなく、実際の想定人数で計算することが不可欠です。
② どの式場を利用するかで変わる費用(施設利用料)
葬儀を行う場所によっても施設費用は変動します。 式場ごとに使用料や利用区分(時間帯など)の条件が異なるためです。
広島市の「西風館」のように、火葬場に葬儀場が併設されている公営施設もあります。利用する時間帯によって細かく使用料が設定されており、民営の大きな会館に比べて比較的安価に利用することができます。同じ人数の家族葬でも、どの式場を選ぶかで総額に差が生じます。
③ 火葬までの日数で変わる費用(安置・維持費)
ご逝去から火葬までの期間によって、ご遺体の安置にかかる費用が変わります。安置日数が長引くと、ドライアイス代や安置施設の使用料などが追加となる場合があります。
広島市の市営火葬場は4か所あり、遺体の火葬には予約が必要です。そのため、希望する日時に火葬できるとは限らず、日程によっては安置期間が長くなることもあります。
そのため、「葬儀の最短の日程」ではなく「ご逝去から火葬まで実質何日かかるか」を確認する必要があります。
④ 火葬料の適用区分
火葬料は、葬儀の形式ではなく公的な料金区分で決まります。 広島市の市営火葬場の場合、12歳以上で死亡時に広島市に住民票があった方は8,200円、それ以外(市外)の方は59,000円です。
見積もりを見る際は、この火葬料が「プランに含まれているか」、または「別途実費として支払うのか」を明確にしておきましょう。
まとめ:条件を当てはめて初めて「総額」が出る
たとえば、以下の2つのケースでは、同じ家族葬という名称でも最終的な費用は全く異なります。
【ケースA】10人・小規模な公営式場・短期間の安置
【ケースB】30人・中~大規模な民営式場・安置期間が数日延びた場合
これまで喪主を務めた経験のない方にとって、葬儀に必要な費用を一つひとつ確認していくのは、簡単なことではありません。
最初からすべてを正確に計算しようとする必要はありません。分かる範囲で条件を整理し、分からないことは葬儀社に一つずつ確認していきましょう。そうすると自然と「明朗で誠実な葬儀社か」否かも見分けることができます。
「家族葬はいくらですか?」と漠然と聞くのではなく、「この人数、この式場、この待機日数なら、最終的にいくらになりますか?」と具体的な条件を提示して確認することで、実際の葬儀費用をより正確に把握することができます。
次回は、家族葬の費用を見直す際、「削ってもよい費用」と「削らない方がよい費用」の論理的な見極め方について解説します。


